King Gnuの二部制ライブへ行く。
第一部は軽食を食べながらテーブルに座りながら観る。ただし軽食というよりもお菓子に近い。
ざっと周囲を見渡すと、配られてるところとそうでないテーブルがある。
私たちの席にはジャンボスルメイカが配られる。A4サイズのコピー用紙を縦に、2枚繋げたくらいの大きさの。
「大きいの貰えて良かったやん」
連れの友人に言うと
「ライブ観ながらスルメ食べるん?持って帰るにしてもどうやって持って帰るん?」
そんなやり取りをよそに、井口理さんがマイクを持ってステージから降りてこられ、演歌歌手のディナーショーのようにスローテンポな曲を歌いながらテーブルのすぐ近くまで来られる。
握手の求めに快諾してもらえたり「楽しみにしてました」など二言三言お話する機会を得る。
その後も彼は私たちのテーブルと同じようにそれぞれのテーブルのファンと触れ合い、ぐるっと1周客席を回る。
ステージへ戻ってから2.3曲歌い、食事を摂る人はそのままテーブルに残る。
会場後方から業者が解体に入る。
第二部は、別の場所へ移動する。
かなり狭く、キャパ200人くらいのライブハウスでやるよう。
狭い通路への入り口は、郵便ポストの口くらいのスペースしかない。
「入られへん」と私が一歩下がると、別のファンの方が、「こうするんやで」と地面にある穴のフタを開け、奥の闇が見える。
開けられなかった恥ずかしさで、脇に汗をかく。
「さっきまでこんな穴なかったよな」
友人へ同意を求める。
入場締め切り時間のギリギリになり、スタッフが入り口を閉めようとするところを、すべり込む。
そこから先の会場までが、また長く、地下道へ続く大きなハシゴを降りたり登ったりさせられる。
その間に友人とはぐれ、見つけたと思うも、キビキビとかなり先のハシゴを降りていた。
私のカバンを持って。
大きな声で呼びかけるも距離があることと、良い場所で観たいというような鼻息の荒さで、声は届かない。
私が息を整えている間に奥の会場へ消えていく。
グッと力を込め追いかける。
私のチケットも友人が持ってるので。
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